皆さんこんにちは。

この記事は、就職活動、特にIT系の会社を受ける際に大切なことについてまとめています。

就職活動というと、学生の方ではこれまでアルバイトの面接は受けたことがある人も多いと思いますが、正社員になるために求職活動をするのは始めての経験だと思います。

わからないことも多いと思いますし、真剣に考えれば考えるほど悩みも尽きないと思います。

  • 就活の進め方がわからない
  • 自分のやりたいことが見つからない
  • なかなか面接を通過できない
  • そもそも何から始めたらいいの?

こういった疑問に答えていきます。

就活の始め方

まず最初に、何をどういった順番でやっていくべきか、ということについてお話していきます。

就職活動と言うと、先生に色々教えてもらって課題を解いていくと言った学業とは異なり、自ら主体的に選択をしていくべき、と言われたりします。では具体的に何をすべきかというと、企業について調べたり、自己分析をしたり、志望動機をまとめたり、面接の練習したり、といったことになります。

これらは全てやらなければ就活はできませんので、結果的にやることになります。しかし実は、トップ企業の内定を獲得した先輩の多くが「このおかげで内定をとれた」と共通しておっしゃることがあります。

それは、大人(社会人)の力を借りるということです。

ここで「力を借りる」とは、他人に頼りきるということではありません。学校のように、何もせずとも教えてくれるようなこともありません。適切な情報を得るために、力を貸してくれるようにお願いする、ということがまず大事です。

少しイメージしてみればわかるように、ある会社に就職したいとして、その会社のことを詳しく知りたいと思った場合に、最も効果的で効率的な方法は何でしょうか?それはその会社で働いている社員さんに直接聞いてみる、ということではないでしょうか?

インターネット上のメディアや大学の先生、就職活動を終えた先輩、家族のアドバイスも、もちろん有益でしょうし、親身になってくれる人も多いと思います。しかしながら、その会社の仕事等について彼らの持っている情報は一次情報ではありません。インターネットのメディアに至っては、業界の人から見れば実際とはニュアンスが違っていたり限りなく嘘に近いような情報まで氾濫しているのが実情です。

このサイトでご紹介しているメソッドは、まず「正しい情報を得る」ということに重きを置いています。色々な会社、色々な業界がありますが、正しい理解なくして志望動機もガクチカもへったくれもありません。特にIT業界は、色々な職種に分かれていたり企業も乱立している状況ですし、何より変化が早く、外から見てもわかりにくいと思います。正しい理解を得ることが、自分の興味を判断したり、志望動機を考えたり、自分の強みを明確にしたり、色々な準備を効率的に行う第一歩となります。

そんな遠回りせず面接に受かる方法を知りたいんだよ!という方もいるかもしれません。しかし、付け焼き刃に行動するのではなく、正しい情報を得ようとする姿勢そのものが、高い評価につながることもしばしばです。

大事なので繰り返し言いますが、就職活動は、企業や業界について詳しく知ること、これがまず最初に大切なことです。目的地が明確でないと、どの道をたどればよいかわかりませんよね?自分の志望する業界や企業のことを、ある程度具体的にイメージできて、かつ他人に簡単に説明できるようになること、まず最初にこれをやることをオススメします。

まずはOB訪問から

業界のことを知るためには、OB・OG訪問が最も有効です。OB訪問は選考に進んでからで良いという話も聞きますが、働く社員の一次情報はまず最初に調査すべきと考えています。

実際、「OB訪問で聞いた内容をそのまま話したらとても評価された」「OB訪問をしていなければ受かってなかった」などと話す内定者は非常に多いです。まずは興味のある会社のOB訪問をしてみてください。志望している会社でなくても、機会があるなら同じ業界の他の会社や同じ業態の会社も同時に聞いてみてください。より立体的に理解できるようになるはずです。

「OB訪問をしたいが誰に聞けばよいか分からない」という方は、大学の就職支援課のような事務局を頼るとか、大学の同窓会名簿を検索するとか、研究室やサークルの先輩に話を聞いてもらえそうな人がいないか相談したり、色々と人脈を辿ってみてください。きっと相談に乗ってくれる人は見つかるはずです。そして、一人でも見つかったら、「次はこういう人に話を聞いてみたいのですが、お知り合いを紹介してもらえませんか?」といった形で、お願いしてみてください。社会人には社会人のネットワークがありますので、ドンピシャの人がいなくても、「こういう人だったらいるんだけど」とか、広がっていくこともあります。

「そんなこと忙しくて出来ないよ」などと言っている場合ではありません。本気を出せば、と言うかそんなに本気を出さなくても、OB訪問は簡単にできます。OB訪問は、絶対オススメです。

OB訪問が初めての方は、以下の記事などを参考にしてみてください。

OB訪問の依頼時に送るメールの書き方まとめ

OB訪問のメールのやり取りはとても緊張しますよね。 OBの方とどう連絡を取れば良いかわからない どのような内容を書けば失礼がないのだろうか などと悩む方もいらっしゃる…

どうしても応募したい会社のOB・OGが見つからないという場合は、以下の企業分析もご覧ください。

https://itshukatsu.com/tag/company-analysis/

インターンに参加する

OB訪問だけでもかなりの情報量だと思いますが、より企業について詳しく知るためにインターンに参加してみるのもオススメです。

インターンは開催時期が限られていますが、出来れば志望業界で1~2社程度は参加することをお勧めします。そうすると、同じ業界を志望している友人ができたりするので、そこからまた色々な情報が入ってくるようになります。また、就活で辛いような時に励みになったりもしますし、その後一生の付き合いになることもあります。そもそも、他の大学の色々な学部の学生さんと知り合う事ってそう多くないですよね。

インターンはOB訪問と異なりいつでも行けるというわけではないので、企業ごとに参加方法を事前に下調べすることをオススメします。

エントリーシートを固める

受ける企業が決まったら選考に応募することになります。ここで、多くの企業ではエントリーシート(ES)という形で、自分の学歴や志望動機などを書面で送付することになります。

エントリーシート特有の質問や、答え方のポイントなどがありますので、また後日詳細情報をアップデートします(スミマセン)。

面接の対策、練習をする

書類選考を通過したら、次は面接になります。

面接は通常、1次面接、2次面接と、最終面接に分けて、3回ほど行われることが一般的です。企業によってはグループディスカッションがあったり、面接の前にSPIなどの知能テストが必須になっているところもあります。

グループディスカッションにも特有の振る舞いテクニックがあったりはしますが、グループディスカッションだけで判断されることはなく、やはり選考というのは一に面接、二に面接、三に面接です。面接で相手の質問に的確に答え、かつ自分の魅力をさりげなくアピールすることが重要です。

なお、細かいTipsになりますが、第一志望の会社を最初に受けてはいけません。最初は面接への慣れも必要ですし、どのような質問が来るのか、想定しておくことも重要です。そのため、最初は志望度の低い企業から受けて、自分の言葉に説得力が増したなという状態になってから、第一志望の会社を受けるのが理想です。

面接のポイントについては、以下の記事を参考にしてみてください。

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礼儀やマナーを意識する

最後に、内定を取得するまでに注意すべきマナーについてお話します。

面接の前後や内定に至るまでのプロセスの中で、企業の人事部の方にメールや電話をしないといけなかったり、面接に遅刻しそうなときがあったり、色々なことが起こると思います。

そんなときも慌てる必要はありません。新卒の就活生であれば、企業側も学生であるということを理解していますので、よっぽどのことがない限り、失礼だとか無愛想だとかいうことを理由に不採用になることは可能性としては低いです。

しかしながら、最低限のマナーを知らないと、本当にやる気があるのか?常識はあるのか?といったことを疑われかねないので、最低限の立ちふるまいは意識して行きましょう。

具体的なケースをもとに、いくつか記事にまとめていきますので困ったら参考にしてみてください。

まとめ(いざ、内定へ!)

就職活動は色々と大変なこともあると思います。本当に就職できるのか不安になったり、周りの就活生に置いていかれると不安になったり、間違った選択をしてしまうのではないかと不安になったり、面接に通過して一喜一憂したり、気持ち的に疲れることも多いと思います。

ですが、この記事を読んでいる皆さんは非常にラッキーです。就職活動に必要なエッセンスはここにすべてありますので、このサイトの記事を読んで実践していただくだけで、ある程度結果は出てくるのではないかと思います。

このメディアは、ITコンサルタントやエンジニア、またはスタートアップの起業家として、様々なITキャリアを経験した編集長が、大手人材エージェントのマネージャーや、実際に就職活動を終えたばかりの学生、またIT業界で働く多くのプロフェッショナルたちの知見を集め、色々なユースケースにまとめたIT系就活生のための完全マニュアルです。

是非このノウハウを活用していただき、読者の皆さんが納得のいく就職活動を行えるように陰ながら応援しています。

就活はとにかく早く始める方が有利です。まだの人は、すぐ行動に移すようにしましょう。

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